機奇械怪@BLOG

フリーライター・石井誠のブログです

アメコミ映画仕事三昧

どうも、約1ヶ月のごぶさたです。

 

今年の4月は『キャプテン・アメリカ:ウインター・ソルジャー』と『アメイジングスパイダーマン2』という、アメコミ映画2作が連続公開されるということもあって、世の中的にアメコミ映画が盛り上がっているわけです。

 

で、僕もアメコミ関連のお仕事を定期的にやっているということもあって、3月後半から4月前半にかけては、かつてないほどのアメコミ関係の仕事をしていました。

 

まず、それなりの量の原稿を書かせていただいたのが、こちら。

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別冊映画秘宝 アメコミ映画完全ガイド スーパーヴィラン編(洋泉社

 

2年ほど前に発売された『別冊映画秘宝 アメコミ映画完全ガイド スーパーヒーロー編』と『〜ダークヒーロー編』の2冊に参加させていただいて、今回もお誘いいただきました。

 

巻頭の『アメイジングスパイダーマン2』の紹介ページをはじめ、同作に登場するエレクトロやライノ、さらに『ゴーストライダー』シリーズを含めたマーベルキャラクター系のヴィランも多数紹介しています。

ヴィランは特徴があるし、さらに映画になるとアレンジされている要素も多いので、このあたりを紹介するのはスゲー楽しかったです。

 

そして、お次はこちら!

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特集に合わせた批評を掲載する青土社の月刊ユリイカ。こちらの5月号の特集はなんと「マーベル映画」です。

 

こちらでは、『アイアンマン』シリーズのスーツのコンセプトデザインを担当したアディ・グラノフ氏に取材した際に聞いた内容をもとに、ちょっと長めのアイアンマンスーツ論を書いています。マーベル・シネマティック・ユニバースにおいて、アイアンマンのスーツデザインは、どのように機能したかを原作の歴史と合わせて追ってみました。

 

ユリイカは、文字ベースでの面白い特集をしているので、いつか原稿を書きたいと思っていた憧れの雑誌でした。そんなところで、アメコミ業界において著名な方々と肩を並べて原稿を書かせてもらえたので、それだけで嬉しくてたまらない感じです。

興味のある方はぜひ読んでいただけると嬉しいです。

 

この2冊以外に、レギュラーで記事を担当しているヴィレッジブックスのアメリカンコミックスオフィシャルページ(http://a-comics.com/)でも、週1本のペースで原稿を書いています。

今回は、『マイティアベンジャーズ:シークレットインベージョン』、『X-MENメサイアコンプレックス』、『キャプテン・アメリカ:ロード・トゥ・リボーン』の翻訳本レビューに加え、映画『キャプテン・アメリカ:ウインターソルジャー』のレビューも掲載されています。

 

そして、レギュラーのハイパーホビー6月号(徳間書店)でも、好評放送中のアメコミをベースにしたアニメ『ディスクウォーズ:アベンジャーズ』の紹介記事を担当。

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(こちらでは、その他『THE NEXT GENARATION パトレイバー』の記事も書いています)

 

この他まだ掲載などの形になっていない、作業済みのアメコミ案件があったりするので、ドップリとアメコミ三昧だった1ヶ月でした。

 

アメコミファンになって二十数年経つのですが、まさかひと月にこんなにたくさんアメコミ仕事をする日が来るとは思ってもいませんでした。

趣味の延長からの仕事なので、今回は本当に楽しく仕事をしたという感じです。

 

〈その他の仕事〉

ガンダムエース6月号(角川書店

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『三倍速く!シャアが行く!〜池田秀一ガンダム人間探訪記〜』では、『名探偵コナン』で池田さんが共演している高山みなみさんをゲストに迎えています。

 

ガンダムパーフェクトファイル Vol.134

 

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3月下旬〜4月上旬のお仕事

 ギリギリ1ヶ月ぶりでアップとなりました。

 でもねですね、現在4月中に『キャプテン・アメリカ:ウインターソルジャー』と『アメイジングスパイダーマン2』の公開に合わせて、アメコミ系の仕事がバタバタと進行中でして、あんまりじっくりとアップできないので今回はお仕事報告のみで。

 4月20日には参加している上井草模型倶楽部の展示会があるので、その後くらいに模型絡みでちょっと追加日記が書ければと思っていたりしてます。

 

 にしても、今月はアメコミ映画以外にも観たい映画がたくさんあるので、頑張って時間を作って観に行かねばって感じですw

 

ガンダムエース5月号(角川書店

三倍速く!シャアが行く!〜池田秀一ガンダム人間探訪記〜

機動戦士ガンダムUC』のプロデューサーの小形尚弘さんがゲストです。

 

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ハイパーホビー5月号(徳間書店

レギュラーのホビー担当ページに加えて、『THE NEXT GENERATIONパトレイバー』ではシバシゲオ役の千葉繁さんのインタビューと豊洲でのデッキアップイベントのレポートを掲載してます。

 

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ガンダムパーフェクトファイル No.133(デアゴスティーニ

今号から不定期レギュラー参戦しています。

担当したのは、コア・ブースターⅡインターセプトタイプ/61式戦車、キキ・ロジータの紹介原稿です。

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●Febri No.22(一迅社

ホビーレコメンドでは、『艦これ』のプラモデルについて書いています。

その他、『シドニアの騎士』のコンセプトデザイナー田中直哉さんインタビュー、巻頭特集の『ガンダムビルドファイターズ』では、登場ガンプラカタログのメイン系機体紹介を担当してます。

 

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●WEB系仕事

villagebooks AMERICAN COMICS

 

・『ビフォアウォッチメン ミニッツメン/シルクスペクター』発売記念/石川裕人『ビフォアウォッチメン』を語る 第2回、第3回

・マイティ・アベンジャーズ:シークレット・インベージョンレビュー

・X-MENN:メサイアコンプレックスレビュー

 

 

ファミ通APP

ソーシャルゲームX-MEN BATTLE OF THE ATOM』紹介

http://app.famitsu.com/20140404_317520/http://a-comics.com/

ガルパンの秘密〜美少女戦車アニメファンはなぜ大洗に集うのか〜

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 どうも、またまた約1ヶ月のごぶさたです。徐々にアップ日が後ろになってきて、そのうち1ヶ月まるまる飛ばすのではないかとw

 

 今月は、ここ数ヶ月の間でいつもよりもちょっと力を入れていたお仕事について、ちょっと書いておこうかと思います。

 その仕事というのは、廣済堂出版から3月17日に発売となる『ガルパンの秘密〜美少女戦車アニメファンはなぜ大洗に集うのか〜』という新書です。

 本の内容としては、アニメ制作者とアニメに協力した大洗町周辺の関係者から話を聞き、アニメとしての成立の過程から、作品にどんな人が関わり、どのように盛り上がって行ったのかを追う証言集となっています。

 

 この本に関して、なぜいつもの仕事とは力の入り方が違っていたのかと言うと、僕自身が茨城県水戸市の出身で、『ガルパン』の舞台となった大洗町水戸市に隣接していて、子供の頃からよく通いなれた場所だっただからです。

 ある意味、自分にとっても地元のアニメなんです。それこそ、子供の頃に遠足で行き、家族で何度も海水浴に行き、新しい自転車を買えば大洗にサイクリング、免許を取ったらとりあえずドライブに、女の子と初めてクルマでデートしたのも大洗町でした。

 その大洗町が、東日本大震災で発生した津波の影響で大打撃を受けていたのは知っていましたし、それ以前に行くたびに町全体が寂れた雰囲気になってきているのも感じていました。

 とは言え、東京に出てアニメ系のフリーライターをしている人間には、そうした状況に何か手助けできるわけでもなく、具体的に何か行動しようとも思っていませんでした。

 

 そんな中で、ある日『ガールズ&パンツァー』というアニメがあることを友人から聞きました。女子高生が戦車で戦う作品ということだけでは、「なんだ、よくある萌えミリタリー系か」的にあまり食指が動かなかったんですが、舞台が大洗というところが気になって、試しに見てみました。

 その結果、作品自体の完成度、自分も大好きな戦車に対する愛情と描写、そしてしっかりと再現された馴染みの大洗の町並み……と作品的にツボな部分がありすぎて、すっかり魅了されてしまったわけです。

 その後、いろんな報道や漏れ聞く情報では、『ガルパン』効果で大洗はかなりの盛り上がりになっているらしい……。その時、今までどうやっても地元に貢献できなかった自分でも、この作品に関してなら何らかの役に立てるんじゃない? ……と思い至ったタイミングで、この本への参加に関して連絡をいただきました。

 この書籍は、基本的にはインタビュー本という体裁なので、各発言者にスポットを当てて伺った話を文章にまとめています。僕自身は、ミリタリー関係にちょっと強いのと、大洗を知っているということで、大洗町をフィーチャーした第2部のをメインに執筆させてもらいました。

 その中でも、ちょっと力が入ってしまったのが、大洗パートの総括とも言えるルポルタージュです。大洗の町を実際に歩き、地元の人たちとファンがどのように交流しているのかを聞いてまとめています。

 僕個人は、その昔ルポルタージュを勉強していて、過去にも何度かそうした類の原稿を書かせてもらったことがあるのですが、やはり今回は特別な気持ちでした。

 そのあたりは、どうなっているのか? それは実際に本を手に取ってもらって感じてもらえると嬉しいです。

 

 もちろん、僕が書いたパート以外でも、貴重な証言がたくさん集まることで、『ガルパン』と大洗の関係性について、他では見えない全体像を見ることができる本になっていると思います。

 『ガルパン』ファンはもちろん、ファンではないけど「『ガルパン』現象」が気になっている人にもぜひ読んでもらえると嬉しいです。

 

今月のお仕事

 

●劇場版『TIGER & BUNNY The Rising』パンフレットスペシャルエディション

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TVシリーズ&前作劇場版を振り返るページを担当しました。

 

シネコンウォーカー 2月号(角川メディアハウス

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販売は終わってしまいましたが、『ロボコップ』の紹介記事を担当しました。

 

シネコンウォーカー 3月号(角川メディアハウス

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聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』の紹介記事を担当しました。

 

●衝撃ゴウライガン!! 兆全集(廣済堂出版

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キャラクター紹介ページや竹谷隆之さんのインタビューページを担当してます。

 

ガンダムエース4月号

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レギュラーの『三倍速く! シャアが行く!〜池田秀一ガンダム人間探訪記〜』では、サラ・ザビアロフ役の水谷優子さんがゲストです。
また、付録の『機動戦士ガンダム0083 REBELLION 第00巻』では、以前担当した夏元雅人さんと今西隆志監督の対談が再録されています。

 

ハイパーホビー4月号

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ホビー系レギュラーに加え、『The NEXT GENERATION パトレイバー』の記事では、主演の真野恵里菜ちゃんのインタビューを行っています。

 

●ヴィレッジブックスアメリカンコミックスオフィシャルサイト

・『ニューアベンジャーズ:シークレットインベージョン』レビュー

・『ビフォア・ウォッチメン ミニッツメン/シルク・スペクター』発売記念 アメコミ番長・石川裕人インタビュー

 

 

 

機動戦士ガンダム 第08MS小隊オフィシャルアーカイブ

 今年こそ月イチで確実に更新するつもりが、いきなりコケてしまってます。

 今回は、1月28日に一迅社から発売となった『機動戦士ガンダム 第08MS小隊オフィシャルアーカイブ』についてちょっと書いておこうと思っております。

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 渋い書影ですね〜。こちらは、サンライズの資料室で掲載用資料を発掘している際に発見した、修正原画を使用させていただきました。

 よく見かける絵ではなく、作品制作当時に描かれた、当時の空気を伝える1枚ということで、個人的にはわりと気に入っています。

 

 

 僕にとって『機動戦士ガンダム第08MS小隊』という作品は、なぜかとても縁がある作品でして、それこそいろんな仕事で関わらせてもらっています。

 ということで、ざっと作品との関わりに加えて、今回の『オフィシャルアーカイブ』に込めた思いなんかを紹介しようと思います。

 まず最初の関わりとなるのが、2003年に発売された『機動戦士ガンダム ハチゼロ/ハチサン/ゼロハチ』(太田出版)という単行本です。こちらでは、宇宙世紀を舞台とした、ガンダムのOVA3作品のスタッフインタビューや各解説文なんかを書かせてもらいました。

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その後、2007年にバンダイビジュアルから発売された『第08MS小隊 5.1ch DVD-BOX』では、ブックレットとそこに連動するWEBページでの原稿などを書かせてもらうことになります。

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ここで、物語後半で監督を務める飯田馬之介さんと、ちょっぴり親しくなりました。
というのも、このDVD-BOXの発売されるタイミングで、飯田監督自身が『08小隊』を月刊ガンダムエース誌上でコミカライズすることになり、そのお手伝いをさせてもらうことになったからです。

具体的には、担当編集者が女性だったということもあり、一緒に飯田さんが描いたネームをチェックしてガンダムにちょっと詳しい人として意見を言うこと、そしてオリジナル要素をフォローする記事を書くというものでした。

そのコミカライズに絡んだ仕事は1年ちょっとやっていたと思いますが、月に1度は必ず飯田監督とお会いして、仕事の話に留まらずいろいろと趣味的な話とかをさせてもらっていました。

その際に、記事作成に役立てばと、飯田監督から未映像化のコンテのコピーなどを渡されていたので、大事に保管していたわけです。

その後、連載が進むとさまざまな理由からフォロー記事制作が無くなってしまったので、僕は途中から離脱状態になってします。編集上の都合であって、ケンカ別れではないので、その後も何度か飯田監督には会っていたのですが、コミカライズの連載が終了してからはちょっと疎遠になってしまいました。

そんな最中に飯田監督が倒れて入院し、その検査の結果ガンがみつかったことを聞きました。心の中では心配していたのですが、それから1年くらい経過してから、飯田監督が亡くなったという連絡をいただきました。

どうしても最後のお別れだけはしたかったので、葬儀には顔を出させていだたきました。

 

それでも作品との縁は続くもので、Blu-rayで劇場版作品である『ミラーズ・リポート』のブックレットも手掛けさせていただきました。

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さらに、『08小隊』が今度はBlu-ray BOXとして新たにリリースされることになった際にも、声をかけていただき、ブックレットを担当させていただきました。

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とは言え、飯田監督はもういらっしゃらないので、僕が何度か行ったインタビューをベースとした飯田監督の作品に込めた思いなどを書かせてもらい、さらにお預かりしていた未公開コンテの一部を掲載させていただきました。

 

このBlu-ray BOXのブックレット作業を行っている最中、飯田監督の画コンテ以外にも、多数の初期デザイン画が存在することを知ったので、これを何とか1冊の本にまとめられないかと企画を立てたのが『08小隊 オフィシャルアーカイブ』だったりします。

画コンテや初期デザインの数々は、誌面の大きさを利用した可能な限り細部までみせられるようにしました。そうした貴重な初期資料を掲載することで、『08小隊』という作品に関わった人たちのいろんな思いが、今後見返すことが出来る形として残せればと思ったからです。

飯田監督から預かったものも、基本的には全て完全な形で掲載することができました。

そういう意味では、ようやく預かっていた大きな荷物が下ろせたような気がします。

 

【今月のお仕事】

1月後半〜2月中盤にかけてのお仕事です。

オトナアニメ Vol.33(洋泉社

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『蒼き鋼のアルペジオ ARS NOVA』で艦船紹介の原稿を担当してます。

 

巨神ゴーグ メモリアルアートワークス(新紀元社

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書籍化の企画・編集協力と池田秀一さんと田中真弓さんの対談の進行を担当しています。

 

●月刊ガンダムエース3月号(角川書店

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『三倍速く! シャアが行く!〜池田秀一ガンダム人間探訪記〜』では、高木渉さんとの対談を掲載しています。

 

●月刊ハイパーホビー3月号(徳間書店

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レギュラーで担当しているホビー系紹介に加えて、『NEXT GENERATION パトレイバー』で、撮影現場レポートの記事を執筆しました。

 

●Febri  Vol.21 (一迅社

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ホビーRECOMMENDでは、『ガンダムビルドファイターズ』に関して書いています。また、『ロボットガールズZ』のプロデューサーインタビューも担当しています。

 

●WEB関連

S.H.MonsterArts エイリアン ビッグチャップ スペシャルページ/ 魂ウェブ 

http://tamashii.jp/special/alien/

 

ガンダム食玩ポータル FW GUNDAM STANDart: 19 最速フォトレビュー!|バンダイキャンディトイ公式サイト

http://www.bandai.co.jp/candy/gundam/standart/19review/

 

ヴィレッジブックス アメリカンコミックスオフィシャルサイト

http://a-comics.com/

・『デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベルユニバース』レビュー

・『マイリトルポニー:ポニーテールズ』レビュー

・『バットマンアーカムビギンズ』レビュー

・『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』レビュー

 

 

 

2013年を振り返る

 気がつけば、もう年末です。11月から12月にかけては年末進行にムック本の仕事が絡んで、例年にないほど忙しい感じでした。

 大変ではありましたが、ありがたいことです。

 

 今年を振り返ってみると、いろいろと新規開拓できた1年だったかなと。

 今年の春くらいに仕事の量が一気に減りまして、諸先輩に相談した結果新たな取引先と出会うことができました。わりと取引先が凝り固まっていた印象があったのですが、フリーになって以来、初めてと言っていいほど幅広い仕事ができたのではないかと思うわけです。

 特に、映画やアメコミ関連の仕事が増えたことも嬉しくて、年始くらいにはちょっと腐っていたところもありますが、なんとか「おお、仕事があって良かった!」となるくらいに軌道修正できて良かったです。一度かなり低い位置まで落ちたのですが、盛り返す方向に向けられたのでそれをどこまで維持できるかガンバレればと思います。

 

 仕事的に大きなトピックスと言えば、やっぱりテレビ出演と自著である『マスターグレード ガンプラのイズム』の韓国語翻訳の出版されたことかと。

 どちらも、世の中的な影響という意味では本当に「たいしたことない」んですが、個人的にはどちらも初めての経験だったので、嬉しいような気恥ずかしいような感じです。

 テレビ出演に関しては、いままで漫然と「視聴者」として見ていたテレビ番組の制作の裏側、地味で大変な一面を体験できてい良かったです。ああいう形じゃないと知り得ないことを見聞きできて、収録に参加した1日は今でも忘れられないいい思い出です。

 番組自体は、今でも恥ずかしくて見直すことはできませんが、家族や親戚、友人・知人の方々にちょっとした話のネタを提供できたのも良かったかなと。

 自著の翻訳に関しては、実は許可を出しただけで何もしていないのですが(韓国語は読めないのでチェックもできませんしw)、ちょっとだけ違う足跡が残せたのが嬉しいですね。『マスターグレード ガンプラのイズム』はもともと部数も少ないし、重版もかからないまま1年以上が過ぎてしまっていて、担当編集者や協力してくれた方々のの尽力もあって、出来上がった本の内容的には満足しているのですが、一方で「ただ本を出しただけで終わってしまったのではないか?」というちょっとした心残りもありました。

 というのも、単行本は出たけれども僕個人としては、出版したことでの反響や手応えをほとんど感じることができなかったというところに関係しています。その最大の理由は、僕自身の著書を書くという部分での力不足だったことに起因します。内容が地味でマニアック過ぎるのに加えて、それを面白く読ませる力が文章になかったんでしょうね。

 そんな中で、出版から約1年後に韓国で翻訳版が出せたことは本当に嬉しかったです。韓国ではこの本の中身を評価して、翻訳したいと思ってくれた人がいたわけですからね。まったくの見ず知らずの人が、日本の出版社と交渉して、翻訳の努力をし、編集作業をしてくれたおかげで、国内だけでなく韓国の方にもちょっとだけ伝わったわけです。そのおかげで、自分の仕事が決して間違いじゃなかったんだなと改めて思えました。

 

 あとは、先にも書いたように取引先が増えたことで、新しく編集者やライターの方々と出会うことができて、すごく刺激になったのが嬉しいですね。

 

 

今年の数字

毎年観た映画の本数などを記録しているのですが、今年は劇場に足を運んだのが24本。

DVDなどの家で観たのが48本。ということで、合計72本の映画を観たことになります。

ちなみに、2012年は109本だったので、今年はちょっと少なかったですね。

特に今年の後半は、仕事のために観なくてはならないアニメや特撮が多かったため、映画を観る時間を割けなかったのが大きいかと。来年はもうちょと観たいな〜。

ランキングを付けたくないですが、お気に入りの3本を挙げるならば『パシフィック・リム』、『モンスターユニバーシテイ』、『ウルヴァリン・サムライ』かな。

 

そして、読んだ本は24冊。そのほとんどが映画関係の本だったりします。

 

でもって、ランニングの回数は41回。総走行距離は376.5km。う〜ん、こちらも週1回という目標を達成できていないのが残念。来年は頑張ります。

 

 

11月&12月のお仕事

 

オトナアニメNo.32『蒼き鋼のアルペジオ-ARS NOVA-』特集記事

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Febri Vol.20

HOBBY RECOMMEND『仮面ライダー鎧武 DX戦極ドライバー』

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シネコンウォーカー12月号

『ウォーキング With ダイナソー』特集

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ハイパーホビー2月号

『NEXT GENERATION パトレイバー』記事他

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ガンダムエース2月号

『三倍速く! シャアがいく!-池田秀一のガンダム人間探訪記-』ゲスト:脚本家 むとうやすゆき

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GAME SPARK http://www.gamespark.jp/

シリーズファンの手による『バットマン:アーカム・ビギンズ』ハンズオン、PS Vita『ブラックゲート』も体験 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

 

【PR】バットマンを狙う危険極まりないヴィランが集結!『バットマン:アーカム・ビギンズ』悪役図鑑 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

 

没入感あるシーフ体験! 一人称ステルスアクション『THIEF』PS4版ハンズオンプレビュー | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

 

ビレッジブックス アメリカンコミックスオフィシャルサイト

http://a-comics.com/

 

ビフォアウォッチメン発売記念イベントレポート

アメコミレビュー ビフォアウォッチメン

アメコミレビュー ヘルボーイ:疾風怒濤

 

 

ちょっと模型の話

どうも、またまた1ヶ月のごぶさたです。

 

今回は、模型趣味的な話をちょっとだけしようかと。

僕は、1980年の第一次ガンプラブーム直撃の世代でして、多分人生において初めて「趣味」としたものが、模型制作だったりします。

 

当時は小学校3年生で、その後のガンプラブーム以降は海洋堂さんをはじめとするガレージキットメーカーのレジンキャストキットを作ったりしていました。

その後、東京に上京してからは一時的に模型趣味から卒業していたのですが、25歳くらいから再び模型趣味をスタートさせて、今に至っています。

 

というわけで、模型趣味歴は25年とかになるんですかね。

 

そうした趣味が高じて、プラモデルの記事を書かせてもらったりしているわけですが、3年ほど前からアニメ製作会社サンライズの方が主催する、アニメ・模型業界関係者向けの模型サークル「上井草模型倶楽部」に参加しておりまして、半年に1度の展示会で完成品を飾ることを目標に模型制作に勤しんでいたりしてます。

 

ということで、去る10月中旬にも展示会がありまして、参加してきました。

100点以上の力作が集まった展示会の様子はこちらのページでチェックしてください。

上井草模型倶楽部

 

で、僕は今回こちらのアイテムで参加しました。

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AFVクラブ製のアメリカの軽戦車M5A1スチュワートに、生け垣などを除去するヘッジローを装備した別名”ヘッジホッグ”を製作。

こんな感じに仕上げてあります。

 

で、なんか戦車熱に火がついてしまったので、次回の展示会に向けて『ガールズ&パンツァー』に登場するIV号戦車D型を作ったりしてます。

 

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一見すると判らないですが、劇中仕様に改造したりなんかしてますw

 

というわけで、芸術の秋ってことで仕事からの現実逃避でプラモ製作が進んでしまってしょうがない……という日記でした。

 

ちなみに、上井草模型倶楽部の次回展示会は来年4月を予定しています。

 

今月のお仕事

『ガルパンアルティメットガイド ガールズ&パンツァーを100倍楽しむ本』(廣済堂出版)

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インタビュー関係でお手伝いさせていただきました。

 

 

『ニューモデルマガジンX』12月号(ムックハウス)

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シャア専用オーリスでガンダム聖地巡りーなぜこのクルマが生まれ得たのかを文化的に考察ー」という記事で、シャア専用オーリスの試乗の感想やらその評価を語ってます。

 

『月刊ガンダムエース12月号』(角川書店)

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レギュラーの『3倍速く! シャアが行く!〜池田秀一のガンダム人間探訪記〜』では、池田さんと『ガンダムUC』の古橋監督の対談を書かせてもらいました。

さらに、特別付録の『HG1/144シリーズ オールガンダム ガンプラカタログ』の構成と執筆もやらせていただきました。

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ハイパーホビー12月号』(徳間書店

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こちらは、いつものレギュラーに加えて、巻頭のS.I.C.シリーズ15周年記事、『NEXT GENERATIN パトレイバー』の記者発表レポートなどを書いています。

 

villagebooks AMERICAN COMICS

 

ヴィレッジブックスのアメリカンコミックスのレビューページでは、『シークレット・インベーション』、『アイアンマン:ホーンテッド』のブックレビューに加えて、海外マンガフェスタのレポート記事も手掛けています。

 

シリーズファンの手による『バットマン:アーカム・ビギンズ』ハンズオン、PS Vita『ブラックゲート』も体験 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

 

ゲーム情報サイト『Game Spark』では、期待の人気ゲーム『バットマンアーカム・ビギンズ』のプレイレポートを書いてます。

 

 

シャア専用オーリス試乗

先日、とある仕事でトヨタから発売される業界初のガンダムとのコラボレート車どなる「シャア専用オーリス」をお借りして、試乗ドライブをさせていただきました。

 

どこに行ったとか、何をしてきたという事に関しては、仕事が形になって発表されることなので伏せておきます。

 

そこで今回は、軽く乗った感想などを書こうかと。

 

今回お借りした試乗車は最高グレードにほぼ全てのオプションを付けたもの。

操作は、スポーツATタイプでした(一部噂では、ミッション車しかでないと言われてますが、そんなことはなさそうです)。

基本はATながら、状況にあわせてセミオートマチックトランスミッションに切り替えて、自分でギアの上げ下げができるのはなかなか楽しかったです。

 

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 実際に乗ってみて思ったのは、センスがいいなということでした。

 キャラコラボの自動車という段階で、なんだかダサくなりそうですがガンダム系のデザインをリスペクトしながら、きちんとエクステリア、インテリア共に作り込まれているのでチープさは感じず。

 また、車自体もヨーロッパ輸出をメインにしたスポーツ仕様のオーリスがベースになっているので、パワーや操作感もスポーティーで、「乗ってて楽しい」と思える仕様となっていました。国産ですが、ちょっとヨーロッパ車っぽいテイストはなかなかに良かったです。

 また、カリカリのスポーツカーではない、適度なスポーツカー感は車好きではない方のファミリーカーとしても成立する感じで、この「按配」が絶妙。

 本気でキャラクターをイメージした車を生みだそうとしている気概にグッと来ましたね。もし、この戦略が成功して、今後も続けるなら、安易な企画ではなく大事に育てていってほしいなと思いました。

 

今月のお仕事(……っても先月分ですがw)

 

●バンダイ・魂ウェブ:S.H.MonsterArts エイリアンVSプレデター紹介ページ

こちらで、アイテム紹介の原稿を書きました。

http://tamashii.jp/special/avp/

 

●メガハウス :コスモフリートスペシャル スーパー戦隊レンジャーメカニクス2限定ボックス 付録ブックレット

限定ボックスに付属するブックレットの構成と執筆をさせていただきました。

 

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ガンダムエース11月号

レギュラーの『3倍速く! シャアが行く!』では、池田秀一さんと『ガンダムUC』のマーサ役の塩田朋子さんお対談を担当してます。

 

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ハイパーホビー11月号

レギュラー仕事に加えて、総合火力演習のミニレポートや「よつばとダンボー展」のレポートなんかもやってます。

 

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ヴィレッジブックスアメコミページ

今月は映画『マン・オブ・スティール』、映画『ウルヴァリン:サムライ』のレビュー、そして『ウルヴァリン:サムライ』の原案となった『ウルヴァリン』のブックレビューをやっています。