機奇械怪@BLOG

フリーライター・石井誠のブログです

2019年 あけましておめでとうございます!

f:id:MakotoIshii:20190103234733j:plain

 

あけましておめでとうございます!

昨年5月に記事をアップして以来、半年以上ぶりの更新となってしまいました。情報発信に関しては、すっかりSNSが中心になってしまって、ブログでさえも最近は身近の方の更新頻度も減り、自分も夏以降は仕事が立て続けに詰まっていたということもあって、手付かずになってしまっていましたが、気を取り直して軽く昨年の振り返りとか、初心表明なんかをできればと思っております。

 

2018年後半の仕事を振り返る

昨年のブログ更新以降で仕事的に大きかったのは、復刊した雑誌『CONTINUE』(太田出版)への関わりです。

編集長の林 和弘さんとは、僕の著書である『マスターグレード ガンプラのイズム』で編集を担当していただいていたのをはじめ、以前からお仕事をさせていただいていたのですが、林さんが立ち上げた『CONTINUE』の方には残念ながら絡むことがなく休刊してしまいました。林さんには、お会いするたびに「『CONTINUE』で原稿を書きたかった」的な話をしていたこともあって、8年ぶりに復刊するにあたってお声をかけていたきました。

Vol.53では、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の第6章公開に合わせての特集では、初めて自分がどのように『THE ORIGIN』という作品を観ていたのかということに対して、総論的な長めの原稿を書かせていただきました。

f:id:MakotoIshii:20190104002533j:plain

 

そんな縁もあったので、自分的にはここ数年温めていた企画を連載できないかと持ちかけました。それは、アニメーター、アニメ監督、漫画家、イラストレーターとして活躍し続けてきた安彦良和さんの全仕事をインタビューで振り返ってもらうというものでした。

アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のオフィシャルホームページや映像ソフト関連の仕事を通して、安彦さんとは構えずにお話ができる程度には距離が縮まったということもあり、安彦さんから企画に関して快諾いただき、Vol.54から『安彦良和 マイ・バック・ページズ』というタイトルでインタビュー連載をスタートすることができました。

現在、Vol.56に第3回まで掲載されており、1月20日前後に発売されるVol.57には第4回が掲載されます。

もちろん、この連載は単行本化を見据えたものとなっており、2019年はその出版に繋げられたらというのが最大の目標ということになります。

 

2018年後半の主なお仕事

重神機パンドーラ Blu-ray BOX(バンダイナムコアーツ)

f:id:MakotoIshii:20190104005349j:plain

河森正治さんの最新作である『重神機パンドーラ』のBlu-Reyパッケージにてブックレットを担当させていただきました。

この作品は、ブックレットの構成と執筆がメインだったのですが、ちょっと難しくかつ込み入ったSF設定が織り込まれた作品の解説が不可欠でした。その解説がスタッフから好評であったとのことで、放送が後半に入るにあたってのプロモーションの一環としてニコニコ動画にて配信された生番組に出演させていただきました。

あまり顔出しの仕事をしたことが無かったので、かなり緊張しましたが、いい経験を出来たなと思っております。

 

ちなみに、パッケージ最終巻となる第3巻は1月29日に発売となります。総監督の河森正治さん、ダグ役の津田健次郎さんのインタビューも収録されておりますのでぜひチェックしていただければと思います。

f:id:MakotoIshii:20190104010632j:plain

 

機動戦士ガンダムF91 4KリマスターBOX

f:id:MakotoIshii:20190104011302j:plain

 

アニメ評論家の藤津亮太さんと一緒に作業をさせていただきました。藤津さんがページの構成と富野由悠季監督、撮影の奥井敦さんのインタビュー、絵コンテの解説を、僕がそれ以外のテキストを担当しています。

安彦さんや大河原さん、美術監督池田繁美さん、作画監督の村瀬さん、主題歌の森口博子さんのインタビュー の他、シーブック役の辻谷耕史さんとセシリー役の冬馬由美さん、音響監督の藤野貞義さんの鼎談を担当したわけですが、このインタビューから数ヶ月後に、まさか辻谷さんが亡くなってしまうとは思ってもいなかったので、最初で最後となってしまったのが残念でなりません。

 

『薄墨桜 GARO』劇場用パンフレット

f:id:MakotoIshii:20181006221614j:plain

今年1月に公開された『牙狼〈GARO〉神ノ牙-KAMINOKIBA-』に続いて、劇場用アニメ『薄墨桜 GARO』の劇場用パンフレットの全体構成と執筆を担当させていただきました。

いろんな大作アニメの影に隠れてしまって、あまり話題にはなりませんでしたが、作品のクオリティや内容も含めて素晴らしい仕上がりとなっている良作だと個人的には思っております。

 

アメコミ映画完全ガイド2018

f:id:MakotoIshii:20180619120716j:plain

毎年恒例となっている、別冊映画秘宝『アメコミ映画完全ガイド2018』にも参加させていただいております。
マーベル・シネマティックユニバース(MCU)関連だと、キャプテン・アメリカや劇中に登場するテクノロジーの変遷といったコラム、NETFLIXで配信されたマーベル・ドラマシリーズの解説、『ニンジャバットマン』のスタッフインタビューなど、結構な分量で参加させていただきました。

 

という感じで、2018年も印象深い仕事を多数やらせていただきました。

今年は何と言っても『機動戦士ガンダム 放送開始40周年』というアニバーサリーイヤーであり、4月にはMCUの集大成とも言える『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開、6月には『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話の公開と、自分に関係の深い作品が大きく動く年となっているので、気を抜かず頑張っていければと思っております。

 

それでは、今年もよろしくお願いいたします!