機奇械怪@BLOG

フリーライター・石井誠のブログです

映画秘宝セレクション『スタン・リーとの仕事』発売!

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いつもお世話になっている映画雑誌『映画秘宝』から発売されている映画を題材にした新書シリーズ『映画秘宝セレクション』から、『スタン・リーとの仕事』という本が発売されました。

 

この本は、NHKで放送中のアニメ『THE REFLECTION』の原案と監督を務める長濵博史による、アメコミ界のレジェンドであるスタン・リーとのお仕事についてまとめた1冊となっています。

長濵監督へのロングインタビューを中心に、日本でアメコミを普及するために尽力してきた小野耕世さんをはじめ、石川裕人さん、光岡三ツ子さん、岡本敦史さんが、てらさわホークさんがスタン・リーの人生、これまでの仕事、生み出してきたヒーローたちなどについてディープに書かれています。

そんな、アメコミファンならばマストリード的な内容の書籍にて、先述した方々と肩を並べるような感じで、共著者として1章分の原稿を書かせていただきました。担当したのは、「スタン・リーと日本の関わり」というパートです。

今回の『THE REFLECTION』をはじめ、スタン・リーは『機巧童子ウルティモ』や『HEROMAN』という日本のマンガやアニメに原作として携わっていて、それらがどのような作品であり、どのように成立したのかを解説しました。

自分が関わった書籍なので、あんまり褒めると手前味噌感はありますが、スタン・リーというレジェンドを通して、アメコミ界のクリエイティブな要素を知ることができ、さらに昨今のアメコミ映画への理解を深めるという意味では「この人たちしかいない!」という著者陣営になっていますので(そして、自分がそこに入っているのはちょっとおこがましいような、誇らしいような……)、アメコミファン、アメコミ映画ファンのみなさんに読んでいただければと思っております。

 

スタン・リーは、あの『スパイダーマン』や『アイアンマン』、『X-MEN』を生み出した生ける伝説とも言える方なので、個人的には大ファンなわけです。ご自身とは、2011年に行ったニューヨークコミコンの会場で1度すれ違い、「サイン会やるんだ〜」と見に行ったら長蛇の列で諦めたという経験がありました。
そんな中、昨年の12月に開催された「東京コミコン2016」にて、サイン会をやると聞いたのでチケットを購入。3時間ほど並んで生のスタンを近くで見て、サインをいただいてきました。

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映画でカメオ出演している姿からすると、実際にお会いするとやはりかなりのご高齢で「あんまり無理させるなよ〜」と思ってしまいましたが、いろいろと調べると94歳になってもまだまだクリエイティブな意欲を失わない姿勢は本当に素晴らしいなと。

 

というわけで、興味を持たれた方はぜひ、『スタン・リーの仕事』を手に取ってもらえればと嬉しいです。