『モンスターユニバーシティ』&『パシフィック・リム』
どうも、またもや1ヶ月近くの経っちゃいました。完全に「月刊ブログ」状態ですが、今回もよろしくお付き合いください。
つーわけで、今回は映画2本のレビューも書きますw
『モンスターズユニバーシティ』
うちの娘が前作の『モンスターズインク』が大好きで、多分通算10回以上は観てるんですよね。映画としての完成度はすごく高いと思うし、とても面白いけど、個人的には主人公のサリーがいけ好かないのと、「カワイイ子供との交流なんて、子持ちが感動しないわけないじゃん」的なズルさが微妙に気に入らなかったりしてました。
で、その『モンスターズインク』の前日譚って話を聞いた時点では「それって、面白くなるの?」と思っていたのも事実。登場キャラではマイクが大好きなんだけど、ティーザー予告で彼がミラーボールにされる姿とか観てると「マイクが酷い目にあって笑う話とかだったらどうなんだろ?」とやっぱり期待感は上がらず。
とは言え、もちろん娘が観たがったので、公開初日に3D吹き替え版で観たんだけどこれがスゲー「大アタリ!」の映画でした。
ピクサー映画では、『カールじいさんの空飛ぶ家』、『Mr.インクレティブル』に並ぶ面白さ。というか、映画自体が人生を語っていてオレ的にはたまらん内容だったんですね。
主人公はサリーじゃなくて、マイク。
子供の頃から憧れている仕事があって、その夢を叶えるために、仕事を身につけられる大学に入るんだけども、本人はやる気満々で、勉強もしまくるんだけど、憧れの仕事をするにあたっての「才能」というか「資質」が欠けている。
その「欠けている」部分を努力でカバーしようとするんだけど、それってどうしてもカバーしきれるわけでじゃない。そこで初めて「やりたいこと」と「やれること」の違いを理解して、「やれること」に向かっていく……みたいなお話し。
自分も今の仕事を好きでやっているけど、事実「才能」とか「資質」の面では叩きのめされた経験もあるし、結果「やりたいことの近くで、やれることを見出す」という流れを経て今があったりもするので、「ああ、このマイクってオレじゃん!」と思わずにはれなかったわけですね。
いや〜、いろいろと挫折しそうになることも多いですが、この映画を観ると「まだ、何かやれるんじゃないの?」と前向きになれるし、マイクの異常なほどのポジティブシンキングもすごく元気づけてくれるので、個人的には超お気に入りの映画でした。
映画『モンスターズ・ユニバーシティ』日本オリジナル予告編 - YouTube
『パシフィック・リム』
『パシフィック・リム』はひと足先に試写でマスコミ試写で観させていただきました。
『パンズラビリンス』や『ヘル・ボーイ』シリーズのギレルモ・デルトロ監督作なのですが、さすが、我らボンクラと心を同じくするデルトロさん「わかってらっしゃる!」
ハリウッドが巨大ロボットと怪獣のバトルを描く……と言うと一抹の不安を感じずにはいられなかったんですが、怪獣&ロボットの登場シーン、そしてバトル共々「こんな映像が観たかった!」のオンパレード。
「ミサイルで怪獣を倒すと血液で周囲が汚染されるので、撲殺するしかない!」という多少乱暴な設定のもとに、世界各国が巨大ロボットを作って太平洋から出現する怪獣たちを迎え撃つんだけども、もうさ、細かいこととか気にしないで超絶バトルを楽しもうって映画ですよ。細かいことでゴチャゴチャ言うヤツは観るなと!
多分、80年代ロボットと怪獣ブームを経てきたオッサンは無条件に拍手しちゃうところが何カ所かあります。そして、こんな豪勢なボンクラ怪獣&ロボ映画に身を委ねられることを至福に思うはずです。感想とかレビューじゃなくて、もう「考えるんじゃない、感じるんだ」的な流れになってますが、とにかく黙って観に行って、そのあと酒飲みながらワイワイと喋りまくりたくなる映画なのは確かです。
とりあえず、オフィシャル予告をどうぞ!
映画『パシフィック・リム』本予告 杉田智和吹替え版 - YouTube
んでもって、何か懐かしい感じのファンムービー予告も合わせてどうぞ!
Pacific Rim (Fan-Made Trailer) in TOHO Godzilla ...
ほら、テンション上がったでしょ?
今月のお仕事
というわけで、今月のお仕事です!
ヴィレッジブックス アメリカンコミックス情報ページ
マーベルコミックスやDCコミックスの日本語版翻訳コミックスをリリースしているオフィシャルサイトにて、コラム連載をスタートしました。
発売されたアメコミのレビューやアメコミの原書やらフィギュアやらに関して、いろいろと書いて行ければと思ってます。
月3〜4回程度、不定期アップとなってますのでよろしくです!
マスターグレード ガンプラのイズム 韓国版発売
昨夏に太田出版から発売された自著『マスターグレード ガンプラのイズム』が韓国にて翻訳出版されました。
約1年を経て、こうして海外で発売されるのはすごく感慨深いです。
この韓国版を機に中国や台湾、タイ、シンガポールなどガンプラ人気の高い各国でも翻訳されるといいな〜と思ったりしています。
『SHORT PEACE』パンフレット
現在公開中の劇場版アニメ『SHORT PEACE』の劇場用パンフレットに参加させていただきました。メイン4作の解説的な原稿を書かせてもらってます。
サンライズデジタル制作室紹介
サンライズのCG制作部門であるデジタル制作室の紹介ページを担当させていただきました。
デジタル制作室とは気がつけばかなり長いお付き合いをしておりまして、何度も取材をさせていただいているという縁もあり今回のお仕事につながっています。
自分としても、モヤモヤとしていたCGアニメ制作の現場についていろいろと聞くこともできたので楽しい仕事でした。
月刊ガンダムエース9月号
『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』の連載開始記念の今西隆志監督×夏元雅人さんんの対談記事を担当してます。
また、レギュラー仕事の『三倍速く!シャアが行く!〜池田秀一のガンダム人間探訪記』の対談は『ガンダムUC』のジンネマン役の手塚秀彰さんをお迎えしてます。
ハイパーホビー9月号
てな感じで、いろいろとやってますのでよろしくお願いします!