映画秘宝セレクション『スタン・リーとの仕事』発売!
いつもお世話になっている映画雑誌『映画秘宝』から発売されている映画を題材にした新書シリーズ『映画秘宝セレクション』から、『スタン・リーとの仕事』という本が発売されました。
この本は、NHKで放送中のアニメ『THE REFLECTION』の原案と監督を務める長濵博史による、アメコミ界のレジェンドであるスタン・リーとのお仕事についてまとめた1冊となっています。
長濵監督へのロングインタビューを中心に、日本でアメコミを普及するために尽力してきた小野耕世さんをはじめ、石川裕人さん、光岡三ツ子さん、岡本敦史さんが、てらさわホークさんがスタン・リーの人生、これまでの仕事、生み出してきたヒーローたちなどについてディープに書かれています。
そんな、アメコミファンならばマストリード的な内容の書籍にて、先述した方々と肩を並べるような感じで、共著者として1章分の原稿を書かせていただきました。担当したのは、「スタン・リーと日本の関わり」というパートです。
今回の『THE REFLECTION』をはじめ、スタン・リーは『機巧童子ウルティモ』や『HEROMAN』という日本のマンガやアニメに原作として携わっていて、それらがどのような作品であり、どのように成立したのかを解説しました。
自分が関わった書籍なので、あんまり褒めると手前味噌感はありますが、スタン・リーというレジェンドを通して、アメコミ界のクリエイティブな要素を知ることができ、さらに昨今のアメコミ映画への理解を深めるという意味では「この人たちしかいない!」という著者陣営になっていますので(そして、自分がそこに入っているのはちょっとおこがましいような、誇らしいような……)、アメコミファン、アメコミ映画ファンのみなさんに読んでいただければと思っております。
スタン・リーは、あの『スパイダーマン』や『アイアンマン』、『X-MEN』を生み出した生ける伝説とも言える方なので、個人的には大ファンなわけです。ご自身とは、2011年に行ったニューヨークコミコンの会場で1度すれ違い、「サイン会やるんだ〜」と見に行ったら長蛇の列で諦めたという経験がありました。
そんな中、昨年の12月に開催された「東京コミコン2016」にて、サイン会をやると聞いたのでチケットを購入。3時間ほど並んで生のスタンを近くで見て、サインをいただいてきました。
映画でカメオ出演している姿からすると、実際にお会いするとやはりかなりのご高齢で「あんまり無理させるなよ〜」と思ってしまいましたが、いろいろと調べると94歳になってもまだまだクリエイティブな意欲を失わない姿勢は本当に素晴らしいなと。
というわけで、興味を持たれた方はぜひ、『スタン・リーの仕事』を手に取ってもらえればと嬉しいです。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅴ 激突 ルウム会戦 』公開!
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のOVA化第5作目となる『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』が9月2日より、全国35館の劇場にて4週間の限定公開されます。
今回も、劇場とバンダイビジュアルクラブにて限定発売される「Blu-ray Disc collector's Edition」(初回限定生産)、Blu-ray(通常版)、DVD(通常版)に封入される特典関係の構成と執筆、そして音声特典であるオーディオコメンタリーの司会進行を担当させていただきました。
封入特典は、Blu-ray Disc collector's Edition」のみで手に入る「絵コンテ&設定資料集」の設定資料集パート、Blu-ray(通常版)の初回特典にも封入される原作コミックスを使用した解説書、そしてBlu-rayとDVD共通のブックレットをすべて手掛けさせていただきました。
オーディオコメンタリーのAパートでは、安彦総監督、藤野貞義音響監督、アムロ役の古谷徹さん、カイ役の古川登志夫さん、ギレン役の銀河万丈さんによるトークを仕切らせていただいたんですが、いい加減取材慣れしているとは言え、レジェンドの方々が勢揃いするとなるとなかなかに緊張しました。
こちらは、安彦さんのこだわったシーンの解説、オリジナル版である『機動戦士ガンダム』から引き続き同じ役を演じている声優の方々のそれぞれのキャラクターに対する思い入れ、藤野さんによる音響演出の舞台裏などを語ってもらっています。
そして、ドズル役の三宅健太さん、ランバ役の喜山茂雄さん、ガイア役の一条和矢さん、オルテガ役の松田健一郎さん、マッシュ役の土屋トシヒデさん、谷口理プロデューサーが出演したBパートも担当しております。こちらは、『THE ORIGINⅣ』のコメンタリーでも好評だったガンダム好きの新キャストによる、モビルスーツ話などをメインとした内容になっていて、ファンならばキャストのみなさんにかなり共感しつつ、楽しめる内容となっています。
今回、本編の尺は80分オーバーと、ちょっとした劇場用映画と同じボリュームがあり、さらにカトキハジメさんがメカシーンの演出に加わっているので、メカファンも納得の仕上がりになっています。
絵コンテ集には、メインの安彦さんによる絵コンテに加え、カトキさんが担当された絵コンテパートも収録されていて、メカ演出へのこだわりなども知ることが出来るので、ファン必携ではないかと。
というわけで、ガンダムファンのみなさん、ぜひ劇場に足を運んで本編を楽しんでいただきつつ、ぜひその場でソフトの方も手に入れていただければと思います。
私的 アメコミ映像祭り2017[夏]
どうも、大変お久しぶりです。
気が付けば、昨年末にアップしてからすっかりブログの更新が滞っていました。
実は、新年早々ちょっとした病気を発症しまして3週間ほど入院。その後、数ヶ月後に治療の一貫でこれまたちょっとした手術をするために10日ほど入院するという状況がありまして。
その間もお仕事はしっかりとやっていたんですが、ブログまでは手が回らなかったという感じです。
というわけで、トータル約1ヶ月の入院を経て、とりあえず日常を取り戻したってことで、告知中心となるんですがブログを再開することにしました。
ということで、今月は映画『スパイダーマン:ホームカミング』、『ワンダーウーマン』の劇場公開、NETFLIXの『ザ・ディフェンダーズ』の配信開始、そしてアメコミ界のレジェンド、スタン・リーが原作を手掛ける『ザ・リフレクション』の放送とアメコミ関連が賑わっておりまして、今回はそのあたりのお仕事を告知させてください。
7月21日発売の『映画秘宝 9月号』では、冒頭の特集「『スパイダーマン:ホームカミング』究極読本!!」にて、トニー・スターク&最新アイアンマンアーマーに関しての原稿を担当しています。
そして、毎年恒例となった映画秘宝MOOK『アメコミ映画完全ガイド』の最新版にも参加。
こちらでは、『スパイダーマン:ホームカミング』特集にて、映画に登場した歴代のスパイダーマンスーツの変遷と解説、さらに『ザ・ディフェンダーズ』の原作寄りの解説、そして現代女傑辞典内では、「アベンジャーズの女たち」の原稿を担当しております。
そして、奇跡の復刊から早くも5冊めとなるハイパーホビーVol.05(徳間書店)では、『スパイダーマン:ホームカミング』、『ワンダーウーマン』、『ザ・ディフェンダーズ』、『ザ・リフレクション』の4作品の紹介を担当。
ちなみに、前号では『パワーレンジャー』関連記事と『ザ・リフレクション』の長濱監督インタビューなども担当しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
同じアメコミ関連ということで、これまでずっと邦訳アメコミレビューを書かせていただいているヴィレッジブックスのアメコミブログがリニューアルされました。
過去分のレビューは消えてしまいましたが、より見やすくなっているのでこちらからチェックしていただければと。
というわけで、引き続きよろしくお願いいたします!
クラッシャージョウBlu-ray BOX発売!
早いもので、2016年ももうお終いです……が、とりあえず2016年12月のお仕事報告です。
●クラッシャージョウBlu-ray BOX
12月14日に発売となった『クラッシャージョウBlu-ray BOX』にて、通常版封入のブックッレット(写真左下)と初回限定版に付属する書籍「クラッシャージョウクリエイションノート」(写真下段中央)の構成、取材、執筆を担当しました。
今年3月に発売されたムック『クラッシャージョウ デザイナーズノート』(SBクリエイティブ刊)に関わったという経緯もあって、お仕事の依頼を受けたわけですが、まさか1年に2回も思い出深い『クラッシャージョウ』という作品に関われるとは思ってもいませんでした。
Blu-ray BOXの目玉は、サンライズ初の完全新作として制作された劇場用作品であり、安彦良和初監督作品でもある劇場版『クラッシャージョウ』の4Kリマスターです。4Kリマスターのポテンシャルによって、最高の形でソフト化される本編に対して遜色のないよう、ブックレットと「クラッシャージョウクリエイションノート」も力をいれて作らせていただきました。
「クリエイションノート」では、先に発売された『デザイナーズノート』との姉妹版を目指し、2冊揃えれば現存する資料をほぼ網羅できるような形にしています。
「デザイナーズノート」に掲載できなかった、劇場版のデザイン用に描かれたキャラクターやメカのラフ画稿をはじめ、ムック本などでまとまった形で掲載されたことがないOVA2作の設定も網羅。
インタビューは、原作者の高千穂遙さん、劇場版監督の安彦良和さん、メカニカルデザインの河森正治さん、劇場版音楽の前田憲男さん、劇場版演出の鹿島典夫さん、OVA版スタッフとして関わった指田英司さんと富岡秀行さん、原田奈奈さんの8名にお話を伺っています。
進行的には『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅳ 運命の前夜』の劇場版パンフレットと同時期ということもあって、結構大変な状況だったのですが、それでも自分を含めたファンが納得できるものをと思い作らせていただきました。
作品ファンの方は、ぜひ初回限定版を手に持ってもらえればと思います。
というわけで、小学生から大ファンの作品に関われたということで職権乱用させていただきました。高千穂さんと安彦さんそれぞれに「デザイナーズノート」にサインを頂いちゃいました。いや、もう家宝であることは間違いないですw
●『CYBORG 009 CALL OF JUSTICE THE COMPLETE』(KADOKAWA)
12月9日発売のムック本『CYBORG 009 CALL OF JUSTICE THE COMPLETE』にもライターとして参加しました。
こちらでは、ゼロゼロナンバーサイボーグをはじめとしたキャラクター紹介と脚本家チームのインタビューを担当しています。
原作の『サイボーグ009』は大好き過ぎる作品なので、前回の『009 RE:CYBORG』のムック本に続いて参加できたのはすごく嬉しかったです。
今作は、原作リスペクト感をすごく大事にしつつ、完全オリジナルのストーリー展開をしていて、内容も気に入っているので、NETFULIXでの配信と合わせてムック本も手に取ってもらえると嬉しいです。
●キネマ旬報 2017年1月上旬号 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』安彦良和インタビュー
キネマ旬報1月上旬号の巻頭特集『ローグ・ワン:スター・ウォーズ・ストーリー』の記事内で、安彦良和さんに「スター・ウォーズから受けた影響」をテーマにインタビューをさせてもらいました。
公開当時に安彦さんが感動したポイントや周囲のクリエイターの反応、それらが『機動戦士ガンダム』をはじめとした安彦さんの担当したアニメにどういう影響を与えたかなどの話を伺いました。
●映画秘宝2月号 『ゼイラム』『ゼイラム2』『牙狼〈GARO〉』初HDリマスターBlu-ray発売記念対談! 雨宮慶太(原作、監督)VS 竹谷隆之(特殊造形)
ゼイラム』、『ゼイラム2』、『牙狼〈GARO〉』のHDリマスターBD発売を記念した雨宮慶太監督と竹谷隆之さんの対談記事を担当しております。
長年のお付き合いで、それこそ漫才コンビのような楽しげなやりとりを可能な限り再現すべく原稿を書かせてもらいました。
ちなみに、雨宮さんも竹谷さんもとーっても取材縁がある方で、これまでにも何回も取材させていただいているので、今回の取材もすごくやりやすい&楽しかったです。
掲載はモノクロページで、かな〜り後ろの方なので見逃さないでいただければとw
●機動戦記ガンダム THE ORIGIN 公式サイト
レギュラーで担当している関係者リレーインタビューでは、主題歌を担当している森口博子さん、キシリア・ザビ役の渡辺明乃さんに話を伺っています。
森口博子さんのガンダム主題歌にかける熱い思いはなかなか興味深かったです。
●魂WEB S.H.Figuarts スタッフブログ
最近は、S.H.Figuartsのスタッフブログのアメコミ関連アイテムの記事作成の際には、内容に関していろいろとお手伝いさせていただいております。
こちらのサイトでも、S.H.Figuartsのアメコミ系アイテムのこだわりはいろいろと楽しませていただきました。
……というわけで、この他にもヴィレッジブックスのアメコミサイトでのアメコミレビューなどもアップしております。
今年1年を振り返ってみると、『クラッシャージョウ』関連商品に関わったということもあって、昨年以上に安彦良和さんとご一緒する機会が多かったです。
子供の頃に憧れた作家の方とこんなにたくさんお仕事できるのは、本当に光栄なことですし、まだまだ衰え知らずのパワーにはいい影響を受けまくれたのはとても良かったです。来年も、まだまだ安彦さんとはお会いする機会が多そうなので、貴重な体験を噛みしめてお仕事できればと思います。
また、劇場版『ガールズ&パンツァー』、『シン・ゴジラ』といった話題作関連のお仕事、アメコミ映画関係のお仕事も多く、バラエティに富んだ仕事ができたのも印象深いです。
それから、サンライズが新たに立ち上げたサイト「矢立文庫」にて、機動戦士ガンダムの外伝である『アナハイム・ラボラトリー・ログ』の連載もスタートしております。
こちらでは、アナハイム・エレクトロニクス社に関する歴史の影に埋もれた機体の再検証的なストーリーと機体解説を担当させていただいております。
漫画原作以来の、久しぶりのクリエイティブ系のお仕事をまたやれたというのも嬉しいですね。
そんなわけで、来年もまたいろいろと新しいことにチャレンジして行きたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅳ 運命の前夜 公開!
気が付けば、約3ヶ月ほど放置していました。
夏から秋にかけて、わりと過密スケジュールで仕事をしておりまして、更新が滞っておりました。
というわけで、今回もお仕事告知となります。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅳ 運命の前夜 Blu-ray collector's Edition』(バンダイビジュアル)
11月19日よりイベント上映されている『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅳ 運命の前夜』。
今回も劇場にて先行販売&バンダイビジュアルクラブにて限定発売される「Blu-ray collector's Edition」の封入物関連の構成・執筆を行っています。
またまたオフィシャルの告知画像をお借りして紹介すると、ブックレット(⑧)、絵コンテ集内設定解説(②)、ドラフトブック(⑦)の構成・執筆を担当しました。
バンダイビジュアルクラブでは現在予約受付中で11月26日発売となります。通常版のBlu-rayとDVDは12月9日発売になります。
また、Blu-rayの音声特典となるオーディオコメンタリーは、今回は2本収録さており、2本両方の進行を担当しております。
1本目は安彦良和総監督、脚本の隅沢克之さん、シャア役の池田秀一さん、ララァ役の早見沙織さんが参加。
2本目はランバ・ラル役の喜山茂雄さん、ガイヤ役の一条和矢さん、オルテガ役の松田健一郎さん、マッシュ役の土屋トシヒデさん、プロデューサーの谷口理さんが参加しております。
とても安彦さんのコメントを中心にストーリーの中身を紐解く1本目と、荒くれ男による大騒ぎトークとなる2本目はコントラストの違いが楽しめるのではないかと思います。
そして、まだ見本誌をいただいていないのですが、劇場用パンフレットにて、池田秀一さん、早見沙織さん、森口博子さん、CGディレクターの井上さんのインタビューも担当しています。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN展』
THE ORIGIN関係ではもうひとつ、東京では8月に展示が行われ、現在は11月3日から12月26日まで名古屋のテレピアホールにて開催中の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN展』の展示解説用パネルの原稿も担当させてもらっています。
お近くの方はぜひチェックしてみてください。
その他もいくつかお仕事をしているのですが、雑誌などは発売日から時間が経ってしまているのもあるので、主な単行本仕事を2つ告知しておきます。
「古谷徹 50TH ANNIVERSARY THANKS!-感謝-」(KADOKAWA)
今年で声優活動50周年を迎えた古谷徹さんの記念ムック「THANKS!-感謝-」の構成・取材・執筆を担当しています。
現在、ファンサービスとして全国のアニメイトを巡回して無料サイン会を行っている古谷さんのイベント会場にて入手可能です。(アニメイト限定販売商品になります)
古谷さんのプライベート写真や関係者からのお祝いコメント、影山ヒロノブさんとの対談などが掲載されています。
『アメコミフロントライン』(河出書房新社/出版ワークス)
もう1冊は、アメコミ系の編集・ライターをされている柳 亨英さん編のアメコミガイド本『アメコミフロントライン』(河出書房新社/出版ワークス)。この本では、僕のアメコミ師匠であるアメコミ番長石川裕人さんと一緒に原作の『X-MEN』シリーズについて語っています。
本としては、アメコミに詳しい方々が、アメコミの愉しみ方などを語っていて、アメコミ入門的な側面もある1冊になっていますので、アメコミ初心者の方はチェックしてみると面白いかと思います。
12月はまた大きい仕事があるので、今度はちゃんと告知します!
『シン・ゴジラ』公開!
『シン・ゴジラ』公開されました!
今回、お仕事の関係でいわゆる「ラッシュ試写」というヤツでひと足先に鑑賞させていただいていたので、一般公開が盛り上がる中では、わりと冷静です。
ただ、祭りに乗れていない感はちょっと寂しくもあり……という感じです。
といわけで、今回関わった『シン・ゴジラ』関係のお仕事を紹介していきます。
まずは、7月21日発売となった「映画秘宝9月号」(洋泉社)。
こちらでは、ゴジラキャラクターデザインの竹谷隆之さんのコメントをまとめさせていただきました。
そして、7月27日に発売となった、『特撮秘宝 Vol.4』(洋泉社)では竹谷隆之さんのインタビュー記事を担当しています。
……ご承知かと思いますが、映画秘宝のコメントと特撮秘宝のインタビューは、同日に話を聞かせていただいたものを、別々にまとめております。
竹谷隆之さんは、特撮関係の造形クリエイターとして、フィギュア系の造形家として活躍されていて、自分もそのあたりのフィールドでお仕事させていただいている関係で、10回くらいインタビュー取材をさせていただいておりまして。
今回もご縁があって、またまたお話を聞かせてもらうことができました。
当日は、目の前に2号雛形と呼ばれる塗装されたゴジラの雛形を前にして話を聞かせてもらい、生の迫力を感じながらのインタビューはすごく刺激的でした。
雛形の格好良さに惚れたものの、さすがにセブンイレブン限定のソフビには手を出せないので、海洋堂さんからはぜひスケールダウンして買いやすいサイズのものを出して欲しいものですw
そして、7月27日発売となった『シン・ゴジラWalker』(KADOKAWA)にも参加しております。こちらでは、「ネタバレ寸止め!? 『シン・ゴジラ』を語る」というコーナーにて、自衛隊=ミリタリー的な視点でレビューを書かせていただきました。
いろいろと語るべき角度がある映画ですが、総論は他の映画ライターの方が語ると思っていたので、そういう方々が触れない部分で語っております。
何度か陸上自衛隊の総合火力演習を見学させてもらったり、ちょっと前に「集団的自衛権」に関する本に関わらせていただいた際に調べたことなどを踏まえて、国防という面でも考えさせられる部分が多かったということもあり、視点をひとつに絞る形で書いています。
というわけで、そんなにボリューミーではないですが、お仕事として『シン・ゴジラ』に触らせていただき、ちょっと嬉しかったです。
……というわけで、仕事ではこんな感じですが、それ以外に『シン・ゴジラ』には関わっておりまして。
気が付けば、もう1年前になるのですが、昨年の夏に2度ほどエキストラ撮影に参加していたんですね。
1度目は、東宝撮影所で行われたデジタルエキストラ。詳細に関しては伏せますが、要はデジタル素材となる撮影のためにエキストラ参加しました。
そのため、いわゆる「ゴジラだ! 逃げろ!」的な撮影ではなかったです。
それだけでは、さすがにちょっと物足りない……ってことで、実際に「逃げろ〜!」とやるエキストラにも参加してきました。
劇中のシーン的には、夜間の地下鉄への避難シーンです。住民が避難しようとしながらも、クルマは渋滞で動かず。すると、ゴジラが来ているのでクルマを放棄して地下鉄に避難しなくてはならない……というシチュエーションの撮影です。
渋滞したクルマの列を作らなくちゃならないということで、クルマと共に家族で参加してきたわけです。
フロントガラスに貼られているのが、「撮影への参加許可得てますよ」的な許可証です。
撮影時は夜間シーンなので、巨大な投光器を設置していました。
ちなみに、撮影場所に移動する途中に道端を歩く樋口真嗣監督を目撃しました。
午後から準備が始まり、実際に撮影が終わったのは夜8時近く。その感、3度ほど走って避難するシーンを撮影し、さらにクルマを捨ててトボトボで避難所に向かう避難民的なシーンを2回ほど演技しました。
実際の劇中では、暗いというのといわゆる逃げる人の顔を映すような撮り方をしていないということもあって、映っているかどうかは判別できず(笑)。
娘と甥っ子は、こういう撮影を目の当たりにするのは始めてだったと思うので、いい思い出になっているといいのですが。
ちなみに、娘が生まれる前には、夫婦で『ガメラ3 イリス覚醒』でも渋谷の襲撃シーンで逃げ惑うシーンにエキストラで参加しています。
こちらが、エキストラ参加の記念品。このほかにトートバッグと緑色のステンレスボトルがあるんですが、すぐに出て来なかったので、とりあえずこれだけで。
エキストラ参加に関しては、タイミングがあればどこかで記事に……なんて思っていたんですが、そういう場もなさそうなので、このブログで紹介させてもらいました。
てなわけで、仕事以外にも、実際に撮影に参加したということもあり、『シン・ゴジラ』個人的にはちょっと思い入れのある1本になっています。
そして、『ガメラ3』に続いて、エキストラ参加した映画が面白く仕上がって、すご〜く良かったなと思っています。
『ガールズ&パンツァー劇場版』関連お仕事まとめ
どうも、またもや1カ月ちょっとのご無沙汰です。
以前、ブログにも書いた通り、自分は茨城県の水戸市出身でして、隣町の大洗に関しては、子供の頃からずーっと馴染みがあったりします。
そうした縁のせいか、大洗を舞台としたアニメ『ガールズ&パンツァー』に関係するお仕事の依頼をいろいろと頂いております。
11月に公開となった『ガールズ&パンツァー劇場版』に関しても、気が付けば結構な数のお仕事をさせていただき、現状ひと段落ついたので、今回はまとめて紹介させてもらおうかと思います。
まず、最も近々のお仕事で、かつ最もボリューム感あふれる内容をやらせていただいたのがこちら、『ガルパンアルティメットガイド劇場版&アンツィオ戦OVA』(廣済堂出版)。
7月10日に大洗で行われる「艦艇公開in大洗」にて先行発売され、7月12日より一般書店での発売になります。
TVシリーズの放送直後に『ガールズ&パンツァー アルティメットガイド』と新書の『ガルパンの秘密』に関わらせていただいたご縁から、今回も参加させていただきました。
こちらでは、下記のページを担当しております。
●第2次大洗市街戦完全実況
●驚異のCGメイキング(大洗商店街、遊園地、キャラクター、エフェクト、CGアニメーション関係の解説)
●ボコミュージアム解説
●上映形態解説
●一部トリビアネタ
●明貴美加さんインタビュー
個人的には、近年注目しているCG関連ネタと大洗市街戦ネタに取り組めたのが楽しかったです。大洗市街戦に関しては、本編をかなり細かく検証してルートを割り出しているので、そのあたりを楽しんでもらえると嬉しいですね。
遡ることちょっと前の6月30日発売となった『ガールズ&パンツァー Walker』(KADOKAWA)にも参加させていだきました。
こちらでは、下記の2つの記事を担当しました。
●みほ、華&生徒会の声優集合 大洗上陸記念ガールズトーク
●秋葉原が、大洗が沸いた! リアルⅣ号戦車はこうして作られた!
「大洗上陸記念ガールズトーク」は、3月20日に大洗で開催された「大洗春まつり海楽フェスタ2016」のステージに登壇した、渕上舞さん、尾崎真美さん、福圓美里さん、高橋美佳子さん、植田佳奈さんの5人に、ステージ出演後にインタビューをさせていただきました。
『ガルパン』関連での声優さんの取材は初めてだったんですが、実際に話を聞いてみると仕事仲間を超えたキャスト同士での仲の良さ、純粋に大洗に来ることを楽しんでいる感じなどが印象に残りました。
「リアルⅣ号戦車はこうして作られた!」は、実物大Ⅳ号戦車がどのような経緯で作られたのかを、そのキーパーソンとなったスコット・ハーズさんに話を伺っています。
かつて、実物大ガンダム立像のメイキングムック『GUNDAM ON EARTH』(徳間書店)を作り、『別冊映画秘宝 特撮秘宝 VOL.2』(洋泉社)では『NEXTGENERATIONパトらレイバー』に登場した実物大イングラムのメイキング記事を手掛けた「実物大再現好き」にして、戦車大好き人間としてはやはり実物大Ⅳ号戦車に関しては、やはりチェックしておきたいところで、こちらも楽しい話を聞かせてもらいました。
さらにさらに、このちょっと前のお仕事として、5月20日に発売された『DVD&ブルーレイで〜た 6月号』(KADOKAWA)では、DVD&BDの発売に合わせた「今からでも間に合う戦車道入門」という記事を書かせてもらいました。
さらに遡って、1月25日に発売された『ガルパンFebri』(一迅社)では、劇中に登場する戦車の第二次大戦中に使用された経緯や背景を解説する記事を担当しました。
一迅社さんのお仕事では、8月に発売される『改定版ガールズ&パンツァー エンサイクロペディア(仮)』でも、ほんのちょっとだけ原稿を書いています。
ということで、『ガールズ&パンツァー劇場版』に関しては、なんと5つの雑誌、ムックで原稿を書かせていただき、本当にたくさん関われたな〜という思いでいっぱいです。
とは言え、実は戦車についてはもっといろいろと書きたいことがあったり、はたまた劇場版の内容に関しても自分の感想などを書いていなかったりするので、そのあたりはもうちょっとやれればとも思っておりますので、どこかで何か企画しているならば、ぜひお声がけ頂きたいです(笑)。
●その他お仕事
月刊映画秘宝8月号(洋泉社)では、「『X-MEN:アポカリプス』最新レビュー」を担当しています。
『月刊ホビージャパン8月号』では、巻頭特集「今だから問う、HGUCとは何なのか!?」にて、HGUCのこれまでの技術面&ラインナップに関する記事を担当しています。
『ハイパーホビーPresentsキャラクターランドVol.7』(徳間書店)では、映画『デッドプール』の解説、ガンダムの新作『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』&『機動戦士ガンダムサンダーボルト』の解説、その他、メガハウス、海洋堂、海外怪獣映画事情などの記事を担当しています。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』公式サイトでは、レギュラーで担当している「関係者リレーインタビュー」にて、第3話「暁の蜂起」の主要キャストである柿原徹也さん、前野智昭さん、主題歌を担当した柴咲コウさんのインタビューが掲載されています。
ヴィレッジブックスのアメコミサイトでは、下記のアメコミレビューが掲載されています。
●『スター・ウォーズ:プリンセス・レイア』
●『アンキャニイX-MEN:レボリューション』
●『パニッシャー MAX:ビギニング』
●『スパイダーバース』
●『ケーブル&デッドプール:青の洗礼』