機奇械怪@BLOG

フリーライター・石井誠のブログです

竹谷隆之の仕事展

 現在、アーツ千代田3331にて、天才造形家の竹谷隆之氏の造型物を一同に集めた『竹谷隆之氏の仕事展』が好評開催中です。

 

 http://www.takeya.jpn.com/

 

 竹谷隆之さんには、海洋堂関連の造型物に関するインタビュー、特撮番組『牙狼GARO〉』の造型について、その他竹谷さんの今までの造形師としてのお仕事についてなど、かなりの回数の取材をさせていただいてます。

 そんな縁もありまして、今回『竹谷隆之の仕事展』の一般開催の前日に行われた内覧会にお邪魔させていただきました。

 

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元小学校の校舎を展示スペースにした会場が、竹谷さんの作品展にマッチしてます。

 

 竹谷さんの造型物は、いろんなイベントで少しずつ展示されていましたが、ここまで一同に集まったのは13年ぶり。竹谷ワールドをじっくり堪能するいいチャンスと言えます。

 

 会場はなんと、写真撮影OK。ということで、バンバン撮影してきました。

 もちろん、全部を載せると大変なことになるので、個人的に気に入ったものをチョイスして紹介します。

 

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会場の展示はこんな感じ。通路が広めにとってあるので、大きい造型の多い竹谷さんの作品を引いた状態で観れるのはいいです。

 

 版権ものも多数展示してあったんですが、個人的にはオリジナルの造型物、それもシチュエーションを描写している『漁師の角度』関係に引き込まれました。

 僕自身は、竹谷さんの仕事場に何度もお邪魔しているので作品を生で観させてもらう機会は多かったんですが、仕事場で観るのと展示スペースで観るのではやはり全然印象が違いました。

 ちゃんと「鑑賞してもらう」ということを前提にすると、途端に見栄えが変わりますね。

 

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お気に入りなのは、『漁師の角度 完全増補改訂版』の表紙を飾る第八十八恵比寿丸。

『漁師の角度』の再構成にあたっての完全新規造形物なんだけど、カネヒサ爺さんだけで30cmサイズなわけだから全長は当然ながら2m近いサイズ。離れて観ても、近づいて観てもその存在感に圧倒されます。

 

 

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こちらは、第56大黒丸の出港シーン。フィギュアサイズは1/35スケールだけど、船体の高さは70cmオーバーくらいかな? 単行本では見えない部分の作り込みも素晴らしい! 勢いも含めてヴィネットというかジオラマの完成度やレイアウトがたまりません。

 

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こちらは蝦名商店のジオラマ。異世界のお店感の凄さったらないです。細かいパーツや魚などの生もの、怪物の死骸も含めて質感やら表現やら含めていつまでも見入ってしまいましたね〜。

 

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こちらは映画祭ポスター用の造型なんだけど、ドラゴンの上の監督?(カメラマン?)の造型の細かさとか、普通にキットとして欲しいくらい。

 

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今回の『竹谷隆之の仕事展』のメインビジュアルに使用されている、作りおろしの造型物ももちろん展示。これに関してはメイキング映像を会場で観ることができるので、驚きが何倍にもなります。

 

てな感じの造型物がなんと80点オーバー、さらには竹谷さんのデザイン画なども展示してあって、なかなか見応えのある展示会になっているのでぜひ足を運んでみてください。

 

そして、会場では当然ながら限定グッズも発売中。

あれだけの造型を観ちゃったら、当然ながらそのテンションを持ち帰りたいですよね。

そんな気持ちに応えるようなアイテムがこちら!

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竹谷さんの原型をそのままポリストーンフィギュア化した『漁師の角度フィギュア』。

製作は海洋堂さんです。

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何度でも手に取って、眺め回せる竹谷造形。たまらんです。

全6種売られていて、当然ながら全種欲しかったんですが経済的な理由から2体のみゲット。

これこそ、こうした展示会での重要なお土産だと改めて思いましたね。

 

てなわけで、個人的には会期中にもう1回くらい行きたいレベルの展示会でした。

オススメです!

 

 

●今月のお仕事

 

ハイパーホビー7月号(徳間書店

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今回は、『竹谷隆之の仕事展』に向けた竹谷隆之さんのインタビューを担当。

図録には載っていない、『漁師の角度』に関する裏話とかが楽しめます。

その他、『海洋堂フィギュアワールド』や『静岡ホビーショー』のレポートなんかもやってます。

 

ガンダムエース7月号(角川書店)

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連載の『三倍速く! シャアが行く! 池田秀一のガンダム人間探訪記』では、大先輩の氷川竜介さんがゲストでいらっしゃって、池田さんと当時のガンダム話で花を咲かせてます。

 

MG RX-78-2ガンダムVer.3.0 プロモーション協力

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静岡ホビーショーで発表となった『MGガンダムVer.3.0』のプロモーション用のパネルやリリース資料などで一部原稿を書かせてもらっています。

http://bandai-hobby.net/site/mg_evolution/index.html

 

 

 

 

『アイアンマン3』

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  いよいよ公開になった『アイアンマン3』をGW中の平日の4月30日に3D吹き替えで観てきました。

 

 映画の面白い部分がネタバレに直結しているので、あまり詳しく書けませんがいい意味で『アイアンマン』であることを裏切ってくれる映画です。

 過去2作は、スーツを作る=トニーの生き方が変わるという部分が強く描かれていて、スーツの存在がすごく重要な構成になってました。

 でも、今作ではスーツの存在よりも、トニーという男の人として、ヒーローとしての在り方を描くことに重きが置かれていて、「スーツを着たからアイアンマン」から「トニー=アイアンマン」という構造になっているのがとてつもなく面白かったです。

 この展開の従来の流れを破壊して、新たな方向に進むことがマーベルシネマティックユニバースのフェーズ2では重要なことであるなら、今後の続く『マイティ・ソーダークワールド』、『キャプテン・アメリカ ウインターソルジャー』、『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』の流れが楽しみで仕方ないです。

 

 それから、原作アメコミを知っていると、ストーリーの重要な部分を先に知っていてそこから逆算する形で「ネタバレ」してしまうことが多々あります。でも、今作に関しては、原作を知っているからこそ普通のファン以上の驚きが味わえて、これがまたたまらん感じでした。

 

いや〜、オススメですね。

 


「アイアンマン3」予告編 - YouTube

 

お仕事告知

 

てなわけで、4月後半〜5月にかけて発売された最近のお仕事です。

 

オトナアニメVol.29

特集の「ぼくたち、わたしたちの惹かれるサンライズロボットアニメ」と「ロボットアニメ大進撃」にて原稿を書かせていただきました。

機動戦士ガンダム』、『コードギアス/反逆のルルーシュ』、『機動警察パトレイバー』あたりの原稿を担当しています。

 

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ガンダムエース6月号

記事を担当している池田秀一さんの対談連載「三倍速く! シャアが行く!!」では、『機動戦士ガンダムSEED』の監督である福田己津央さんが登場。デュランダル議長役の話をメインに語ってもらってます。

 

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ハイパーホビー6月号

今回は特集にて『アイアンマン3』の記事を書いてます。フィギュアと合わせて、ややマニアックな見所案内となってますので、チェックしてやってください。

 

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スターツアーズ行ってきた

 ちょっと前になりますが、4月11日に東京ディズニーリゾート30周年記念のプレス取材に行ってきました。

 媒体はレギュラー参戦しているハイパーホビー扱いですが、今回は先輩ライターのお供という感じでわりと仕事感は薄めです。

 とは言え、一緒に行った先輩ライター方が「ディズニーランドは20年以上ぶり」的な感じだったので、役目としては効率良く取材に回るためのガイドという感じです。

 まさか、娘を連れて何度もディズニーランドに行っていることが、こんな形で役立つとは思ってもいませんでしたw

 

 というわけで、当日はマスコミ向けの30周年のパレードのお披露目に合わせて、リニューアルされた『スターツアーズ』もマスコミに公開されまして(本オープンは5月らしいので、かなり早めに見ることができたわけですね)、そちらの取材をしてきたわけです。

 

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外観は少しキレイになりましたが、そんなに大きくは変わらず。

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内装で大きく変わったのはエントランス。大型プロジェクターでスターツアーズの情報がちょっとセンスのいい映像で紹介されていて気分を盛り上げてくれます。

 

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でも、基本的な構造は変わらないので、お馴染みのC-3POR2-D2の実物大がお出迎えして掛け合いをする様子もそのまま。

その後、搭乗口に向かう部分もちょっと新しくなりつつ、置かれているセットも含めて『スターウォーズ』の世界観に没入させてくれる感じで、気分がググッ上がります。

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で、いよいよ搭乗口へ!

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映像が3D化されたので、乗り込む前に3Dグラスを手に取って乗り込みます。

 

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いよいよライドへ!

既に発表されていますが、今回は劇中に登場する惑星やシチュエーションがランダムに組み変わるシステムが採用されていて、そのシナリオパターンは50通り以上。

スタート時、そして航行時に2回光速移動に入るのですが、1回の搭乗で3つのパターンを見ることができて、それがいろいろと入れ替わるシステムっぽいです。

今回、2回乗ってきたんですが、スタートこそ同じながらその他のパターンは全然違っていて、僕等の場合はデス・スター、ナブー(グンガンエリア)、タトゥイーン(ポッドレース)、コルサント、エンドア、その他宇宙空間での戦闘を通り抜ける感じで、エピソード1〜6までを網羅しているのが良く判ってファンなら間違いなく楽しめると思います。

ホスやキャシークもあるらしいですし、多分シチュエーションの違うナブーやタトゥイーンも存在してると思うし、ムスタファーもあるっぽい。

いや〜、そんなに色んなところに行くなら……と、何回でも乗りたくなる感じはすばらしいですね。

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てなわけで、『スターウォーズ』ファンなら行ってみるべしというアトラクションになってました。

いや〜、楽しかったw 仕事とか関係なく楽しんでしまった感じで、本当に申し訳ないです。

 

ってなわけで、仕事告知。

 

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一迅社から発売中のアキバカルチャーマガジン『Febri』で初めて原稿を書かせていただきました。

4月10日に発売された『Febri Vol.14』の巻頭のガルパン特集に合わせて、RECOMMENDページでガルパンのプラモブームについて紹介しています。

 

 

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そして4月16日に発売になった角川マガジンズの『東京ウォーカー』のディズニー特集号にも参加。

ここでは『スターツアーズ』ではなく、ディズニーと業務提携したマーベルコミックスについて、マーベルヒーローたちの紹介を絡めた原稿を担当してます。

マーベル好きらしく、単なる紹介に終わらない、ちょっとだけこだわった原稿になっていたりしますので、こちらもよろしくです!

 

司会進行

 少し前になるんですが、3月30日にシネプレックス幕張にて行われた、ガンダムエースと連動した企画である「ガンダムエースシアター」の『機動戦士ガンダムSEED』をテーマとした上映会でお仕事をしてきました。

 上映終了後のにはトークショー、福田己津央監督と脚本&特殊設定を担当されたスタジオぬえの森田繁氏をゲストに迎えたトークショーが行われまして、お二人のトークの司会進行的な立場でステージに立たせていただきました。

 

 

 かつて、7年ほど前に『機動戦士ガンダム第08MS小隊』の5.1chDVD-BOXが発売された際に、飯田馬之介監督と今西隆志監督によるトークショーでも司会をやらせてもらったことがありまして、今回は2回目の司会となりました。

 とは言え、前回のTVの仕事もそうですが、僕の本業はライターでして。こうした司会業というのは本職ではないんです。

 7年ぶりということもあって、かなり緊張したステージになってしまいました。

 

 それでも、監督と森田さんが軽妙にトークを展開していただいたので、イベントととしては特に問題もなく終わったので良かったです。

 司会が一番緊張し、30分という時間の配分が上手くいかず、さらに終了時間も3分ほど短く切り上げてしまうなどの失態がありましたが、とりあえず大失敗というレベルじゃなくて本当に良かったです。

 

 インタビュー慣れはしているのですが、やはりステージの上では勝手が違って大変ですね。場数を重ねれば司会業も慣れるのかもしれないですが、いかんせん司会の仕事はそんなにないので、慣れないです。

 

  ちなみに、上映されたガンダムエース編集部セレクトととして上映された「PHASE-16 燃える砂塵」、「PHASE-29 さだめの楔」、「PHASE-40 暁の空に」の3本は僕が選ばせてもらいました。このセレクトはなかなか盛り上がる内容だったので、そこが成功したのは良かったかなと思ってます。

 

 というわけで、ちょっと遅くなったのですが、その他の今月の仕事です。

 

 

オトナアニメ Vol.28』(洋泉社)

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オトナアニメ』初参戦として、特集の「最強! アニメ兵器大図鑑」にていくつか執筆させていただきました。

 

攻殻機動隊』をはじめとした、士郎正宗系作品やその他ちょっとマニアックなものを担当しました。

 

『関西ウォーカー 4/16号』(角川マガジンズ)

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GW映画特集で『ドラゴンボールZ 神と神』の原稿を書いています。

 

『月刊ヒーローズ5月号』

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『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』のアニメ情報の記事を担当しました。

 

『月刊ガンダムエース5月号』(角川書店)

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『三倍速く!シャアがいく!〜池田秀一のガンダム人間探訪記』は、巻頭の『ガンダムUC』と連動する形で、カラー掲載。今回はミネバ・ザビ役の藤村歩さんをゲストに迎えています。

 

『月刊ハイパーホビー5月号』

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レギュラー参戦してます。

テレビ出演

 Twitterなどでは告知しましたが、今回、生意気にもテレビ出演などをさせていただきました。

 

 出演した番組はテレビ東京で毎週日曜深夜25時35分~26時05分に放送されている『ヒットの秘密!BIZ』です。この番組は、テレビや新聞、雑誌などのいろんなところで目にする「広告」をバラエティ感覚紹介するという内容になっております。

 

 放送日は3月24日(日)の深夜25時35分~26時05分

 

 その番組のテーマが『ガンダムのヒットの秘密を探る』的な内容……ということで、アニメ本編だけではなく、ガンプラや実物大ガンダム立像なんかの「関連商材」にも詳しい人間ということで、僕に声がかかったようです。

 アニメ本編のみに関してならば、僕よりも適任の諸先輩の方々がいらっしゃるのですが、それ以外も含めた形となると自分がやってもいいかと思い、お仕事としてお請けしました。

 

 とは言っても、番組の内容的にはお台場に立つ実物大ガンダム立像とダイバーシティ東京にあるガンダムフロント東京を中心としたいくつかの施設を、ガンダムに詳しい人がナビゲートするという感じのわりとライトめな内容になっています。

 番組のレギュラーレポーターのソンイちゃんhttp://www.lespros.co.jp/models/sun_wei/がまったくガンダムを知らないということで、彼女にデートスポットにも使えるガンダム施設の楽しさをいろいろと教えていくという感じです。

 

 収録当日はかなり気温が低かったんですが、ソンイちゃんは連邦軍の制服を着た「マチルダさん」のコスプレで頑張ってくれました。(彼女のTwitterで写真が見られます。この写真は、撮影の合間に彼女の携帯で僕が撮ったものです。 http://instagram.com/p/W1EMDEjk5s/

 

 それにしてもですね、長年ライター業をやってきましたが、「自分がメインとなってテレビに出る」なんて人生初の経験ですよ。当然ながら、収録時は超緊張していました。

 喋るのが本業ではないので、状況にあわせてなんとかウンチクを語るのが精一杯。その場その場で気の効いたコメントなんて言えやしないし、説明台詞も噛み噛みですよ。

 さらに、番組制作の準備期間が短かったため、事前に質問が決まっていたわけではなく、やりとりに関しても撮影中にいきなり情報を聞かれて答えるというものが多くて、数字的な部分でのうんちくに関しては正確に答えられなかったりと解説係として「どうなのかな〜」という部分も多いです。まあ、そのあたりは「テレビ出演のプロではない」ってことで、許してください。

 番組内では、なんかデートっぽいシチュエーションだったり、いかにも台詞っぽいフリとかもやっているんですが、正直死ぬほど恥ずかしいですし、テレビ的に見苦しい形になってなければいいなと思いっぱなしです。自分の語りは素材でしかないので、撮影や編集を含めて技術さんがいい感じにまとめてくれたと思います!

 

 それでも、現場レポート慣れしたソンイちゃんのフォローでなんとか番組になっていると思いますので、石井のテンパリに失笑しつつ、ソンイちゃんのナイスフォローとコスプレを楽しんでいただければなと。

 

 

 

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 てなわけで、収録中はかなりテンパっていたのに加えて、収録場所の時間的な都合で撮影もかなり押し気味になっていたというのもあって、収録風景の写真はこれくらいしか撮れませんでした。これは、ソンイちゃんのピン撮りの様子です。

 

 番組中にソンイちゃんとストライクフリーダムガンダムのコックピットで記念撮影なんかをしてますが、収録の記念に一緒に写真……なんてことさえ忘れるレベル。

 

 まあ、それにしてもテレビ番組は大変ですね。なにせ、収録から一週間ちょっとで放送ですから。出版関係もかなり急ぎで仕事をしている感じはありますが、テレビも大変そうです。

 

 自分の出演に関しては、恥ずかしいのであんまり見て欲しくないという思いもあるんですが、その他の方々が一生懸命作った番組ということでは、可能な限り多くの方に楽しんでもらえればと思っております。

 

 

 

 

 

 

オズ はじまりの戦い

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 妻と娘の家族3人で『オズ はじまりの戦い』を3D吹き替えで観てきました。

 

 『死霊のはらわた』に中学生の頃に出会って以来、ず〜っと好きな監督だったサム・ライミの4年ぶりの新作……ということで、久々のライミ節を楽しみに映画に行ったわけですが、まさか娘と一緒にライミ映画を楽しめる日が来るとは思ってもいませんでした。

 

 ストーリーの方は置いといて、映画の感想を言わせてもらうと、今回もライミ節全開で楽しめました。もちろん、ファミリー映画ということで普段の悪ノリグロネタなんかは禁じてますが、ひとりひとりのキャラクターに愛情を込めて描き、丁寧に歩を進めていくストーリーテリングは健在。

 3D演出に関しても、ライミらしい遊び心(飛び出す感やライド感)と世界観の奥深さの両方をしっかりと見せるやり方が楽しめました。

 物語としても、ライミ本人がインタビューで語っている「オズのセカンドチャンスの物語」を、ユーモアとキャラクターに対する暖かい視点によって描き、性善説的な方向で綴っていくという方向性、そして物語のテンポ感がやっぱり自分の感性に合っていてライミ映画は気持ちよく見れていいな〜と改めて思いました。

 

 さらに、映画の中では『スパイダーマン』のグリーンゴブリンとスパイダーマンの初対決シーンのオマージュ……というか、セルフパロディがあったりするのもいいなと。

 

 グリーンゴブリンは、映画ではコウモリのようなグライダーで飛行していますが、原作の初期では実はホウキ型のグライダーを使用していたんです。つまり、緑色のゴブリンでありながら、緑色の魔女的な姿だったわけです。

 で、今回の『オズ はじまりの戦い』の中には、緑色の肌をした魔女がホウキに乗って飛んで来るというシーンがあるのですが、そのシーンがまんま『スパイダーマン』でのグリーンゴブリンの飛来シーンと同じ。ゴブリングライダーと同じく黒い煙を引いて飛んでいるので、「ああ、自覚してやってるんだな」って思えてライミ版『スパイダーマン』ファンとしては嬉しかったりしましたね。

 

 とは言え、あの降板劇がなければ本当はライミによる『スパイダーマン4』が今頃は見れていたんだな〜と思うと残念でならないわけですが……。

 

 てなわけで、ファンだからこそのいろんな感慨を持ちながらですが、ライミ映画としてはしっかりと楽しませてくれるので、超オススメです。

 ちなみに、娘もかなり喜んでいたので、ぜひ続編もお願いしたいと思いつつ、でも悪ノリライミ映画も観たいな〜という葛藤に悩まされたりもしちゃってますw

 


映画『オズ はじまりの戦い』予告編 - YouTube

 

 

お仕事告知

 

 バンダイビジュアルから3月22日に発売される豪華本『劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning- KING OF WORKS』のに封入されている、『〜KING OF WORKS インタビュー集』にて、4本のインタビューを担当しました。

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 中でも、ホビー系のお仕事でもお世話になっている安藤賢司さんに、タイバニのメカデザインに関していろいろとお話しを聞けたのが楽しかったです。

 

 ファンならば満足のボリューム満点の内容ですので、気になったかたは手に取ってください。

 

 

 

 

 

オレとジャッキー

 先日、マスコミ試写にてジャッキー・チェン最後のアクション超大作『ライジング・ドラゴン』を観てきました。

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 『サンダーアーム 龍兄虎弟』、『プロジェクト・イーグル』に続く”アジアの鷹”シリーズ第3弾ということと、やはり”最後のアクション超大作”という触れ込みが気になっていたわけですが、映画としては往年の”ギャグで笑わせて、アクションで驚かせる”という、みんなの大好きなジャッキー・チェン映画として完成していたので、大いに楽しめました。

 

 さらに、作品としては海外の侵略行為によって流出している国宝の返還問題、さらには現実のジャッキー自身のメタファーとしての、自身が危険と相対したことで影響する家族の問題も描いていて、単なるジャッキー映画という域を超えているのも魅力だと思います。

……他にもいくつか言いたいことがあるのですが、映画自体が公開前ということで本作に関してはここまで。

 

 てなわけで、この機会に、ちょっとだけオレのジャッキーの思い出をちょっとだけ書いてみようかと思ったわけです。

 

 実は、ジャッキー・チェンは、自分の人生においてすごく大きな影響を与えた人物の一人に入るわけです。

 

 もちろん、今はブルース・リーも大好きで、当時から名前を知っていたのですが、キチンと「この人スゲー!」と判ったのは高校生くらい。シリアスなドラマのリー映画よりも、当時お子様だった自分にとっては”笑えて、驚かせてくれる”ジャッキー映画の方が好きでした。

 多分、最初に観たのはテレビ放送の『ドランクモンキー酔拳』。続く『スネーキーモンキー蛇拳』、『クレージーモンキー笑拳』の連作ですっかりファンになって、修行シーンやアクションシーンは当時小学生ですげーマネをしてました。

 

 我が家は、親が映画に連れて行ってくれる人ではなかったので、ジャッキー映画を劇場で初めて観たのは、今でも仲がいい友人のお父さんが入場料を払ってくれて、子供だけで観た『カンニングモンキー天中拳』。

 

 そして、中学生になって子供だけでガンガン映画に行くようになると、1984年の『プロジェクトA』を皮切りに、1995年の『レッドブロンクス』まで約10年間はほぼ全てのジャッキー映画を観に劇場に足を運んでいました。

 

 中でも、自分の地元の映画館では『エイリアン2』と『サンダーアーム龍兄虎弟』が同時上映という奇跡の組み合わせにしびれて、劇場に3回足を運び、第1回上映から最終上映まで観るという愚行を3回やったのはいい思い出ですw

(多分、映画館で同じ映画を9回観たのは、後にも先にもこの2本だけ)

 

 

 中学校で体操部に入ったのもジャッキーの影響だし、アクション映画やコメディ映画が好きなのもジャッキー映画を見続けたからなのは間違いないです。

 もちろん、人格形成にも大きな影響を与えていて、映画の中の”楽しくて、強くて、前向き”なジャッキー像に近い人間になろうとして、今の人格が出来上がっていると言ってもいいんじゃないかと。

 天才的な才能と求道者的にストイックなリーよりも、才能よりも努力とアイデアで、それでいて楽しませようという気概がある映画の中のジャッキーになりたかったんだろうなと思うわけです(今もそう思っているし)。

 

 某編プロの社員時代には、1度だけジャッキー本人会えそうなチャンスがあったのですが、当時生意気だった自分は、上司からは本当に気に入られておらず重要事項にまったく関わらせてもらえなくて、ジャッキーの取材にも行かせてもらえなかったのを覚えてます。

 いや〜、あの時ほど「上司に気に入られておけば良かった!」と思ったことはなかったですね。

 

 てなわけで、プレスシートの最後にジャッキーの34年の日本公開映画の歩みが書かれていまして、改めて調べてみたら全63作品中、52本を観ていることを知りました。

 その数字を見たら、改めて「あ、オレジャッキーが好きだったんだ」と思い出しました。そして、最近はめっきり観てなかったために11本ほどジャッキー映画のチェックマークが埋まってないことに、とっても申し訳ない気分になったわけです。

 年内は無理でも、来年くらいまでには全制覇したいなと改めて思いました。

 

 てなわけで、『ライジング・ドラゴン』は超面白いので、ぜひみなさん観に行ってください! 

 ちなみに、ジャッキーはアクション超大作を辞めるだけで、アクションをやめるとも役者を辞めるともいっていないので、ちょっとだけアクション減だけど、今後もこれまで通りの風味満点のジャッキー映画にも期待したいなと思ってる次第です。

 


「ライジング・ドラゴン」予告編